PC Freeを逆の立場から見れば、デバイスのお守りをMac/PCでしなくてもよくなったということ。

これに留意してMacBook AirとiMacの設定を見直したら、MacBook AirのSSDが20GiBほど空いたので。

今までは MacBook Airが私のデジタルハブで、SSDの使用量は87GiBほどだった。しかしiCloud後は

  • Photo Streamを全部保管しておくにはSSDって容量小さすぎるよね?
  • iOS Appsが10GBほどあるけど、これってMacBook Airにおいとく必要ないよね?

というわけでこの二つに関しては MacBook Air をデジタルハブから demote することにした

要件

かといってPhoto Streamの全バックアップがいらないわけじゃない
こういうデータこそ、本当の意味でバックアップが欲しいし、これに関しては取捨選択する時間も惜しい
Appleに削除されたAppsどうするよ?
Photo Streamほど切実というわけではないけど、やはり「入手」したものは「失いたくない」

こういったものこそ、iMacにうってつけではないか。

作業

というわけで、基本的に MacBook Air が担っていた二つのデジタルハブを、iMacに移転した。

  1. 双方とも念のためTime Machineにバックアップ
  2. 双方のiPhotoをquit
  3. iPhoneの「フォトライブラリ」に残す写真をMacBook AirからFinderにドラッグコピー
  4. MacBook Airの~/Pictures/iPhoto LibraryをiMacにコピー後削除
  5. MacBook AirのiPhotoを起動し、まっさらなLibraryに先ほどドラッグコピーしておいた写真をFinderからドラッグコピー
  6. MacBook AirのPhoto Streamをオンにしつつ、Automatic Importをオフに これでデジカメやSDカードからimportした画像を自動でPhoto Streamに流しつつも、自らはバックアップしないようになる
  7. 念の為iMacの方のPhoto Stream設定はAutomatic Importを含め全てオンに
  8. 念の為Home Sharingで全てのAppsがiMac側にも存在することを確認。なければコピー
  9. MacBook AirのiTunes内のAppsを全削除
  10. iPhoneのWifi syncで以下のダイアログが出たら、[Don't Transfer] そうしないとせっかく空にしたiTunesに再びAppsがインポートされてしまうので
  11. iMacのiTunesでAutomatic Downloadsを全てオンに これで一度でもダウンロードされたAppはApp Storeから消されても自動で残るはず
  12. 最後にMacBook AirのTime Machineを一度オフにしてから、もう一度オンにしてバックアップ

    こうすることでMobleBackupsからも明示的に消せます。

留意点として、MusicとVideoとiPhoneの「フォトライブラリ」に関して、引き続きMacBook AirがiPhoneのデジタルハブであり続けるということがある。オンラインでしか使わないのであれば、iPod TouchのようにこれらのAssetsにはHome Sharing経由でアクセスすればよいが、iPhoneはそうは行かないので。

四半世紀にわたる一Macユーザーとして、Jobsが" We're going to demote the PC and the mac to just be a device."と言ったときには一抹の寂しさを禁じ得なかったけど、どうしてどうして、それはMacBookも軽くなるということではないか。そしてデスクトップにはデジタルアーカイブという役を担わせることで「お払い箱」にさせずに済む。いずれデジタルアーカイブもクラウド化されるかも知れないけど、今のところはデスクトップよりずっと高くつくし、オーナーに万が一のことがあった場合それがどうなるかなど未解決の問題も山積みになっている以上、今はこれが一番の落としところではないか。

それにしても、iOSデバイスが全てJobsの闘病中にリリースされたことには驚く他ない。しかもiCloudを実現するまで、彼は生き続けた。

Steve Jobs Ch. 41
I've done all that I can do.

Sure you have.

Dan the Man with Too Many Apple Products