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著者より献本御礼。

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内容textもさることながら、販売戦略contextが。

本書「Plack Handbook」は、タイトルどおりPSGI/Plackのハンドブック。書いたのはその父@miyagawaその人。内容は間違えようがないし、仮に間違っていたとしてもすぐ直せる。

電子書籍なのだから。

plackhandbookonibooks

しかし本作は、PerlでWeb開発している人のみではなく、電子書籍かくあるべしというロールモデルとして、電子書籍をこれから作ろうとする全ての人に勧めたい。どういう内容を、どういうフォーマットで、どういう価格で出すべきかという問題に対する、今までお目にかかった中で最高の実例なので。

  • ページ数。iBooksのデフォルト縦レイアウトで73ページ、横レイアウトで116ページ。紙の本にするには短すぎる。しかし「それでまるごと一冊」が欲しい内容。
  • 価格。わずか$5。「薄い本」にしたらその倍でも足が出てしまうのは確実だろう。
  • フォーマット。ダウンロード後のzipには、英語版と日本語版、epubとmobiが用意されている。もちろんDRMフリー。
  • どころかオープンソース。上記のとおりgithubに原稿がまるまる上がっている。つまり無料で読もうと思えば読める。しかし$5なら「一杯おごる」感覚で購入できるし、自分でepubにしたりmobiにしたりする手間を考えたら十分元がとれる。

@miyagawa++.

YAPC::Asia Tokyo 2012会場にて

Dan the Reader Thereof