出版社より献本御礼。
私も一文を寄稿しているので、書評ではなく紹介です。
本書「松丸本舗主義」は、副題の「奇蹟の本屋、3年間の挑戦」のとおりの一冊。
404 Blog Not Found:news - 「書斎書店」 #松丸本舗_ 本日オープン!ネット時代におけるリアル書店のあるべき姿が、ここにある。
まさか3年でなくなってしまうとは。
私にとっては、銀座からApple Storeがなくなってしまうほど残念。
この「残念」という言葉を、私の寄稿文のキーワードにしました。
しかしここであえて言葉遊びをしてみよう。残念という字は、念が残ると書く。今でこそ「無念」の同義語、つまり「悔しく思うこと」の意でしか用いられない言葉だけれども、字だけ見たらまるで正反対ではないか。念はなおも「旗」とともにあるのだ。
そもそも同じ場に留まり続けるのは遊ではない。「日本という方法」は「おもかげを 残したままで うつろい行く」とのことだが、松丸本舗というおもかげを残しつつ、次はどこにうつろい行くのか。松岡正剛という方法からますます目が離せない。
丸善本店からはもうなくなってしまったけど、松丸本舗のような本屋が今ほど望まれている時代もないのではないか。「メール」がもはや「郵便物」を意味しなくなったがごとく、「本」が「(物理)書籍」を意味しなくなりつつなる今ほど。本書でその「おもかげ」を是非確認していただきたい。
Dan the Contributing Writer Thereof
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