ば〜っかじゃねえの!?

私も、膝を打った。

日本の出生率を上げようよ、平たく言うと子供生もうよ(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

産経新聞の記事で、膝打ちした内容がありました。

人口減少対策 「出生率2.0」実現に総力を(産経新聞)

笑った勢いで。

だって、よ?

出生率低下って、この国が産經新聞的【主張】を汲み入れ続けて来た結果じゃん?

ハルパゴスさんと同じ感想しか出てこない罠。

ハルパゴスとは (ハルパゴスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
敗れたアステュアゲスの元に現れたハルパゴスは、アステュアゲスを罵って息子を殺された上に食らわされた事に触れて、そんなキ○ガイが王から奴隷になった気分はねぇどんな気持ち?NDK?NDK?と尋ねたが、アステュアゲスは答えず、自分の行いを棚にあげてハルパゴスの裏切りを罵った。

でまたブコメがこれまた予想通り過ぎて、両膝を両手でばんばんするしかない。

おまえらのうち、何人が産む方の性なの?一夫多妻?それってなんてエロゲー?

こういったなんだけど、両親が揃った家庭というのは子どもが生まれ育つための必要条件でもなんでもない。

必要条件は、女性が母となることを選ぶこと。どこから精子と養育費を調達するかというのは、文字通り二の次。

で、この国は彼女達をどう扱ってきたっけ?

ざっくり、こんな感じ。

アステュア下衆すぎるだろどう見ても。

日本が世界一「貧しい」国である件について」という本を頂いた。「ノマドと社畜」ともに献本御礼。この本のタイトルは見ての通り釣りである。しかし少しいじって「日本の母子家庭が先進国一貧しい件について」としたらどうだろう?もうそれはただの現実ではないか。

とはいえ、産むか生まないかは、結局のところ彼女達の選択であって、日本国の選択ではない。いくら国や男が平手打ちしようが、産むひとは産むし、いくら国や男が手助けしようが産まないひとは生まない。そして生んだところで、彼女達が自らの子らを明日の納税者として育てねばならぬ義理はない。

だから、先手を打っておこう。我が娘たちが母となることを決める前に。

君らの子、つまり妻と私の孫の面倒は我々が見る、と。もちろん「面倒見る」といっても、出産のリスクまでは負いようがなくて、せいぜい養育費とオムツ替えぐらいではあるのだけど。要するに、自分たちが「一人前」になるのを待つ必要はないよ、ということ。振り返れば私だって決して「一人前」ではなかった。財力こそ充分だったかも知れないが、それまで結果的に待ったおかげで気力体力でハンデを背負う羽目になったし、結局のところ親という稼業は親であることを通してしか学べないことも学んだ。「育て方なんて知らないし、育てるだけの金もない」ではいつまでたっても始められないし、逆に始めればそういうことは実は後から付いてくることを今の私は知っている。

とはいえ女子校通いの腐女子予備軍の長女を見ていると、この程度じゃ充分なインセンティブにはならないよなあという感じもするけれどね。もっとも、私はパラサイト・シングルなんて寝言を彼女らに許すつもりもまたない。どうしても一緒に棲みたいということであれば市価で家賃を請求するつもりだ。母としての彼女達を手助けしても、成人としての彼女達まで扶養するのは不要どころか有害というものだ。

日本の出生率を上げようよ、平たく言うと子供生もうよ(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
大変だけど、楽しいですよ、子育て。

楽しいけれど、大変ですよ、子育て。

祖父母の手を借りでもしないかぎり。

お国の手を借りれぬとなれば、なおのこと。

Dan the Father of Daughters