それから一年…
404 Blog Not Found:Ready to Play? - 0th Impression - Nexus 7 & Google Playというわけでまとめると、iPad以外ではじめて代金を払って手に入れる価値があるタブレットが登場したと言い切っていいだろう。その代価は19,800円。これに2000円分のGoogle Playクーポンが付く。
- 19,800円($199)は27,800円($229)になり、クーポンも付かなくなった。先代を併売しているのもそれが理由?
- しかし重さは300gを切り、ディスプレイは720pが1080pになり、そしてCPUはずっと速くなった。
- 特に大事なのは最後の点で、この点で先代はかなり苦しんだと思う。少なくともユーザーたる私はかなり。OSのアップデートを繰り返すたびに遅くなり、今ではもっさりを通り越してかっくんかっくんと言った感じで、スクリーンローテーションに至っては「今ロックしているのか?」と錯覚するぐらい遅くなってしまった。当代はそうならないことを祈るが、現時点ではサクサクである。さすがにiPad Airには負けるが、もうすぐ先代になる当代iPad miniよりアプリの切り替えはずっと速い(iPad miniもアプリ内の操作でもたつきをあまり感じないところはさすがだが)。まあ今月中に出る次代はiPad Airと同等なので、抜かれることはほぼ確定事項なのだが、少なくとも現時点では遅く感じることはないだろう。
- 「iPadのような高級感はないものの、それ以上に安っぽくない」点はさらに改善されており、無印良品的なよさがある。興ざめだったステッカーの類いもなくなった。
- あらゆる点でよくなったハードウェアで、一カ所だけケチをつけざるを得ないのが、ロックボタンとボリュームボタン。先代よりも確実に押しにくくなった。スクリーンショットのとりにくいこと…
- というわけで、「最安で最速のAndroidデバイス」という点では先代にも増して一押しなのだけど、「タブレット」としてどうかというと、うーん…
- 7インチというのは狭すぎると改めて結論せざるを得ない。
- 以下は、先代、当代、iPad miniを並べて同じページを表示させたところ。
- そして画面だけ抜き出したところ。正確にはiPadの方は本記事執筆時点ではまだ出ていないiPad mini Retina DisplayではなくiPad Airで撮ったスクリーンショットであるが、ありがたいことに当代Nexus 7(323ppi)とiPad mini Retina Display(326ppi)は解像度がほぼ一緒なので、こうして比較できる。どちらもChromeで、[PC版サイトを見る]にしたところ。
- 表示の方は"Retina解像度"もあってきれいだし文字も読めるのだけど、ここに表示されているリンクをタップするのは至難の技だ。リンク付近をタップすると、リンクの周囲だけ拡大表示してくれる機能もあることはあるのだけど、いつ拡大表示されていつそうならないかが使いつづけてもわからない。
- もしかして、中の人々も同様の結論に達したのかもしれない。
登場以来、毎年代替わりしているとはいえ、タブレットにかぎらずモバイルデバイスは「消費」するものではなく「使用」するものである。そうである以上、費用対効果は、「いくら」だけではなく、それを「どれだけ使うか」で割ってはじめて判明する。その意味で先代のそれは決して高くなかった。はじめは物珍しさもあってあれこれいじりまわすのだけど、より手になじむ製品が出たとたん「充電器の肥やし」になり、システムアップデートを繰り返すたびにもっさりしていくようになっていた。これは私だけの感想ではなく、販売台数ではAndroidが8割を占めるにも関わらず、ブラウザー使用率ではiOSデバイスに圧倒されている現状からも現時点における「相場」ではないか。
当代がもしその状況を変えるに至らないとしたら、その一番の原因は一インチ足りないディスプレイになるのではないか。こればかりはいくらソフトウェアをアップデートしても代えられないのだから。
Dan the Owner Thereof
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