「え、一部生産停止?」「そうは言っても他よりずっと売れてるでしょ!」とは言っても5sの方がずっと売れているのは確かなので。
まず一番の理由が、iPhone 5sとの価格差 - がなさるぎるなさすぎることにあることは間違いない。わずか$100。これが$200で、米国における「実質$0」、キャリア契約なしで$499だったらバカ売れしただろう。日本では5sでさえ「実質0円スタート」なのでそれでも5sの方が売れるだろうけど。
だけど、電車の中でぼーっと周りを見渡していたら、もう一つ理由があるのではないかということに思い立った。
裸持ちしている人、ほとんどいないじゃん。
ざっと見8割ぐらいはケースを付けている。私のような裸族は2割に届かないのではないか。
で、5のケースは5sでもそのまま使える。1000円しない保護目的のものから、バッテリー付きの高くてごついまで含め。5cではそうは行かない。どっちでも使えることをうたった製品がないわけではないのだけど、ぴったりフィットとはいかない。5cにあわせたら、5/5sではすきまは避けられない。幅と高さは1mmと違わないけど、1.3mm厚さの十三分に非互換。
つまり、iPhone 5cは、iPhone 5のエコシステムを100%活用できないのだ。
とはいえ、プラスティック素材で5/5sと同じ8mm薄さを実現できるかまではわからない。あのうすべったい Nexus 5でさえ、厚みは5sより5cに近い。しかしそれを言ったら、そもそもアルミニウムではだめな理由も思い浮かばない。当代iPod Touchだって、アルミニウムはおろかダイアモンド面取りまでしてあるんだから。
アクセサリーに凝るというのはむしろ安価な端末にこそ強いインセンティブで、その意味で5cはデザインに凝りすぎたあまり、ユーザーがアクセサリーに凝る愉しみを削いでしまったのではないか。
まさか、5sのプロモーションのためにこうしたということはないよね?iPhone 5の「まだ全然旧くなってない」感は、今まで以上に強いし、性能だってハードウェアはとにかくソフトウェアまで込みだとGalaxy S4やLG G2を上回ってるし…
Dan the Non-Owner Thereof
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