え?
それってAppleもバカってことですか?
実はAppleも使ってるWindows
たとえばこんなところ。
工場でiMac使ってるなんてさすがAppleですが、1分47秒あたりの右肩に注目

どうみてもWindows 7ですありがとうございました。
Apple がWindows を使ってる例なら、ずっと身近な例もあります。
Apple Store で iPhone か Cellular 版 iPad を買う時の、回線契約に使っている Mac で Windows 走らせています。もっとも Softbank の回線契約は iPad 化されちゃったみたいですが、AU と docomo の回線契約は Windows でやっているはず。
実は Windows 走らせてもすごいんです
iOSしか事実上動かないiPhoneやiPadと違って、MacはOS XのみならずWindowsもLinuxも動きます。それどころか、最も信頼性の高いWindowsマシンという評価すら得ています。
MacBook Pro declared 'best-performing' Windows laptop | Apple - CNET News
メーカーが入れまくる bloatware がない、きれいな Windows がインストールできるところが勝因ですかね。Windows 8.1 なタブレットですら bloatware が足を引っ張るのですからいやになっちゃいます。
Miix 2 8のバッテリー問題、verifaceをアンインストールするだけで劇的に改善。待機時消耗率が半分に。使用しないではなくデスクトップのコントロールパネルから削除。他にもサインイン画面でキーパッドが出なくなるなど、いいことなしのbloatware
— Dan Kogai (@dankogai) December 25, 2013
どうせなら両方いっぺんに
で、MacでWindowsを使う方法ですが、二つ方法があります。うち一つはさらに二つに別れるので三つでしょうか。
- BootcampでWindowsマシンとしてブート
- Windows仮想マシンを OS Xからブート
- 仮想ディスクからブート
- Bootcampパーティションからブート
で、結論から言ってしまうと…
- Windows 8.1なら2.1「仮想ディスクで仮想マシン」を
- Windows 7かつ容量に制限がある場合は2.2「Bootcampパーティションから仮想マシンをブート」
- 1.1「BootcampでWindowsマシンとしてブート」は最後の武器
ということになるでしょう。仮想マシンが圧倒的におすすめ。ParallelsでもVMware FusionでもVirtualBoxでも構いませんが、無料のVirtualBoxはBootcampパーティションからのブートには未サポートだったはず。
便利
一番の理由は、なんといっても利便性。OS X と Windows が同時に使える上、両者のデータのやりとりも激楽。さらに仮想ディスクならバックアップもFinderでドラッグコピーするだけですし、新しいMacへの引っ越しもやはりファイルをコピーするだけ。正直、他のWintelマシンでも普段使うのは仮想マシンにしとけって言いたいぐらい。
ディスクが高速
そして意外と知られていませんが、仮想ディスクの方が高速でもあります。以下。MacBook Air Mid 2013でそれぞれの場合どれくらいの速度なのかを雫ちゃんに測ってもらった結果。
仮想ディスク

Bootcampでブート

Bootcampパーティションから仮想マシンをブート

なぜ仮想マシンの方が速いかといえば、ホスト側、つまりOS Xの方でキャッシュしてくれるから。これはSSDの場合よりもHDDの場合の方がより顕著で、iMac 21.5-inch late 2012 w/ Fusion Driveではあぜんとするほどの差がでます。
どうしてもBootcampした場合
それでは仮想マシンは万能かといえば、一つ欠点があります。それはGPUへのアクセス。GPUをフル活用するゲームをしたい、Intel Quick Sync Video対応のビデオエンコーダーを使いたいなどという場合には、直接Windowsを起動する必要が出てきます。
USB接続する機器は、仮想マシンでも問題なく動きます。実際 Apple Store で回線登録に勤しんでいる Windows は VMWare Fusion で動いていて、スキャナーなどもUSBで接続されていました。
しかし最近はゲーミングなゲームもMac対応が増えてきましたし、Intel QSVのエンコードは超速くても超荒っぽくて、けっきょく「ていねいに」エンコードしたいとなるとHandBrakeのようにffmpegベースのエンコーダーを使うはめになるしで、Bootcampしなければならない理由はますます減っているようにおもいます。
Windows 8(.1)?でBootcampをおすすめできない理由
というわけで、一番翡翠賞、もとい非推奨なのが、これ。
週末スペシャル - Windows 8.1も快適に利用できる「MacBook Air」をレビューする:ITproバッテリー駆動時間が6時間半とやや短い点を除けば、Windows 8.1のモバイルPCとして非常に快適に利用できる。年末年始の休みを利用してBoot Camp環境を構築し、新年からはMacBook AirのWindowsで仕事を始めるのも面白いのではないだろうか
理由は、Microsoftが説明してくれています。
パーティション分割と仮想化を併用した際のライセンスについて | Windows Enterprise本構成では、Mac の Boot Camp および仮想化技術を併用する場合の Windows OS のライセンスについて記載をしています。一部の仮想化技術では、Mac OS の Boot Camp を利用して他のパーティションに Windows OS をインストールし、Mac OS 上の仮想環境からその Windows OS 呼び出して利用する機能を含んでいる場合があります。
この環境では、物理および仮想の双方にライセンスを割り当てる必要があり、合計 2 ライセンスとなります。また、この構成では、Windows OS が物理から仮想へのハードウェア構成の変更を検知し、再アクティベーションを求めることがあります。
Windows 7では1ライセンスですんだんですがねえ。どうしてこういういけずなことするかなあ。
まとめ -- るなら仮想マシンで
Apple製品のよさは、潔さにあります。
なんでもかんでも中途半端に出来るより、出来ないことは出来ないとはっきりさせた上で、出来ることは他のどの製品よりも気持ちよく出来るようにする。だからデスクトップとタブレットを無理矢理くっつけるようなことはしませんし、その一方どうしても不得手は出てきます。そういうことにまでMacを持ち出すのは、Apple自身がバカだと言外に言っているようなものです。
バカなのは、こういう姿勢。
Microsoft Surface タブレット – 使い方いろいろ、Windows タブレットこれさえあれば、何もいらない。
このコピー書いた方は、鉈でムダ毛そってるんでしょうかねえ。
だいいち道具を使い分けてもらった方が、道具屋も儲かるでしょうに。
Dan the Man with too Many Platforms to Juggle
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