新春早々、ごめんなさい。
404 Blog Not Found:Back to the Netbook - 品評 - Windows 8.1 & Miix 2 8「8インチWindowsタブレットいつ買うの?」今でしょ!
この台詞、撤回します。
Bay Trailタブレットは、避けた方がいいです。
404 Blog Not Found:Back to the Netbook - 品評 - Windows 8.1 & Miix 2 8iPadが美女だとしたら、Windows 8 Tabletsは女装しただけのおっさんで、8.1でやっとすね毛はそったけれど、髭のそり後が青々としているというのが率直な感想だ。男の娘レベルになるのはいつのことやら…
その髭が伸びるのがこんなに速いとは。
Miix 2 8のバッテリー問題、verifaceをアンインストールするだけで劇的に改善。待機時消耗率が半分に。使用しないではなくデスクトップのコントロールパネルから削除。他にもサインイン画面でキーパッドが出なくなるなど、いいことなしのbloatware
— Dan Kogai (@dankogai) December 25, 2013
Miix 2 8 マカフィーも削除するべし。削ってもWindows Defenderが有効になるので最低限のマルウェア対策はなされるし、もたつきがぐっと減る。 Lisa姉さんの解説 http://t.co/VP3EPgIQLU の10:10ぐらいから
— Dan Kogai (@dankogai) January 1, 2014
とりあえず、この二つで「すっぴんの32-bit Windows 8.1マシン」になりはします。
しかし「タブレット」にはなりません。
まず、ここまでやっても待機消費電力が大きすぎます。三日無理。週末かばんに入れっぱなしにしたら、月曜日には放電し切ってます。iPadのまるまる一ヶ月ってのはさておき、Nexus 7だって一週間ぐらいいけるのに。
ここまでなら、まめに充電すればいいだけの話に聞こえます。
ところが、充電器に刺して一晩おいておくと、今度は起きなくなるのです。
Windowsキーを押すと確かにバイブレーターが「びっ」っとするのですが、いくらロックボタンを押しても画面はまっくらなまま。結局ロックボタンを10秒長押しして強制シャットダウンしてから起動するはめに。
Miix 2 8だけがそうかと思いきや、「小飼弾のアルファギークに逢ってきた」でインタビューしてくれたきたみりゅうじさんもこんな報告を。
富士通のARROWS Tab QH55/Mを買ったのです (キタ印工房)ちなみにどんな不良だったかというと、「長時間スリープさせた場合、復帰させようとしてWindowsボタンを押しても、押されたことを示す振動があるばかりで画面は真っ暗なまま何の操作も受け付けない」です。
まさしく、これ。
これでもまだ「ふつうのPC」のように、使い終わったらシャットダウンすればいいという意見もありえるかも知れません。
しかしこれに至っては「ふつうのPC」としても許せません。
フリーズ、です。
これ、ロックを解いた時に発生した時に撮ったものですが、こんな感じで画面が表示されたまま動かない、こういうフリーズを購入後2週間で半ダースほど経験しております。省電力モードの切り替えがうまく行っていないような感じですが、このフリーズはいつ生じるかがまるで読めない。
きたみさんのように、初期不良とみなして突き返すべきなのでしょうか…
とはいえ、私自身はある程度こうなることを織り込んでいました。個人的には「福袋で外れを引いた」程度のダメージではあります。本当の問題はそこではないのです。
本当の問題、それはゲームのルールが変わったのに、相変わらず関係者一同が昔のルールでプレイしていることなのです。
ソフトウェアメーカーも。
ハードウェアメーカーも。
そして報道関係者も。
Daring Fireball: 2013: The Year in Apple and Technology at LargeComputers have always been too difficult to use by non-experts; thanks to the iPhone and iPad — and, yes, Android and Windows Phone, too — we as an industry are finally producing devices and software that are good enough for non-experts to use with confidence. We're crossing a hump where computers — in the form of tablets and phones — are finally a source of fun rather than fear and confusion.
「エキスパート以外の人々にとって、コンピューターは難しすぎるものだった。iPhoneとiPadのおかげで、いやAndroidやWindows Phoneをもふくめて、我々業界はやっとエキスパート以外の人々の手に、彼らが自信をもって使えるデバイスとソフトウェアを届けるようになった。コンピューターはタブレットと携帯電話という形をとって、人々の恐怖と混乱の元凶であることを脱し、快楽の原泉になることへとたどりついた」
John Gruberによる2013年の総括ですが、それではタブレットとスマートフォンは、どうやってそれを実現したのか。
足し算じゃ、ないんです。
引き算なんです。
ウィンドウをなくし、ファイルをなくし、キーボードとマウスをなくし、フリーズとクラッシュをなくし…とにもかくにもユーザーに恐怖と混乱を与える元をなくしつづけた結果、今に至ったのです。そしてその過程は、今なお続いています。
"More for less"の時代から、"Less for more"の時代へ。
ところが、PCなタブレットを作りたいメーカーは、あいもかわらず付加価値とは足し算だと思い込んでいる。64-bitプロセッサーへの32-bit OSを搭載であり、それがverifaceやマカフィーのバンドルであり、(Type|Touch) Coverであり、Windows 8なわけです。
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見事に「わかっている人ほどわかってない」ことが伝わってくる座談会ですね。この中で一番「大本営発表」から自由なのが、一番エンドプロダクトからは縁が遠い、チップウォッチャー後藤氏というのとはなんたる皮肉でしょうか。
本田雅一のクロスオーバーデジタル:2014年、PCはどう進化するか? (1/2) - ITmedia PC USER今年も大まかな流れはIntelのロードマップに依存している。結論から言えば今年、2014年は「モバイルPC熟成の年」になるだろう。Haswellに盛り込まれたさまざまな機能とWindows 8.1(あるいはそのアップデート版)がうまく溶け合い、幅広い製品に浸透していく。
いや、これこそまさに「昨年できなかったことはたぶん今年もできません」じゃないですか。だって、あれほどわかってないんだもの。現在の路線が、PCが嫌いだった人のみならず大好きだった人まで遠ざけていることを。
モバイルどころかPCというものをきちんと熟成させているのは今やAppleだけにすら見えます。一番Haswellのよさを引き出しているのはMacBook AirとPro Retinaだし、デスクトップも諦めてないことはMac Proを見ればいやでも伝わってくるし。
こういってはなんですが、上はますますMacとiPadに押され、下はますますAndroidとKindleとChromeBooksに押される、にもかかわらず「今年こそWindowsタブレットの時代だ」とメディアが連呼するというのが2014年の構図に思えます。一ユーザーとしてはAppleとGoogleを天狗にしないためにももっとWintelにはがんばってほしいのですが、今に至るもこれほどわかってないとは、実機を所有してみないとわかりませんでした。しょせん私も「えきすぱぁと」だったんですかねえ…
2014年は老化ではなく成熟の年にしたい所存です。今年もよろしくお願いします。
Dan the Disappointed
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